51号 2015/4/16(木)

メルマガ nano2biz 第51号をお届けします。

 14日のブルームバーグの記事によれば、浜田宏一内閣府参与は120円/ドルは行き過ぎで105円程度が妥当であり、原油価格が半値になったのだから、2%のインフレターゲットに拘る必要もないと言っています。前任日銀総裁も信念の方だったようですが、現総裁もその様です。白黒の中間、グレイゾーンが落としどころと言うことでしょうか。

 また、日経新聞の14日朝刊の「やさしい経済学」の欄にもアベノミクスは出口戦略が重要とありました。どうやら、アベノミクスも転換点を迎えているように見えます。
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90970900&sid=axYkrmCro.ks

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nanobiz News
◆技術開発動向
超高輝度・ハイパワー白色光源に適したYAG単結晶蛍光体を開発
〜レーザーヘッドライトなどLED光源では困難な超高輝度製品への応用に期待〜

<概要>
 
 物質・材料研究機構光学単結晶グループは、株式会社タムラ製作所、株式会社 光波と共同で、青色LD(レーザーダイオード)を励起光源とした超高輝度でハイパワーな白色照明に最適な、温度特性の優れたYAG単結晶蛍光体の開発に成功しました。
<今後の展開>
 レーザープロジェクター、レーザーヘッドライト等のレーザー照明製品をターゲットアプリケーションとした単結晶YAG蛍光体を、(株)タムラ製作所を通じて2015年度末での量産を目指した環境整備を進めています。

http://www.nims.go.jp/news/press/04/201504130.html



幹細胞の骨分化に作用する金ナノ粒子の開発
〜カルボキシル基による表面修飾で骨分化を抑制。再生医療用ナノ材料の可能性を拓く〜

<概要>
 物質・材料研究機構国際ナノアーキテクトニクス研究拠点の生体組織再生材料ユニットは、幹細胞の骨分化に作用する表面機能化金ナノ粒子の開発に成功しました。
<今後の展開>
 再生医療の実現には、安全で高品質の幹細胞を確保するとともに、幹細胞の機能を制御する技術も必須です。本研究で得られた知見は、材料的な手法によって幹細胞の機能制御にアプローチしたものであり、新しい幹細胞制御技術としてナノ材料の可能性を切り拓くものです。今後、本研究の成果を積極的に活用し、再生医療への応用を目指していくとのことです。
http://www.nims.go.jp/news/press/04/201504070.html


光電変換機能を示す二次元物質「ボトムアップ型」ジピリン亜鉛錯体ナノシート
〜界面合成法による光電変換薄膜材料の合成〜

<概要>
 東京大学大学院理学系研究科化学専攻の西原 寛教授、坂本 良太助教らの研究グループが、有機分子(ジピリン)と亜鉛イオンからボトムアップ的に組み上げられるジピリン亜鉛錯体ナノシートを創製し、その光電変換材料としての応用可能性を実証したと発表しました。
<今後の展開>
 本合成法によれば、得られたナノシートをLangmuir-Schaefer法を用いて、さまざまな基板に転写することが可能とのことです。研究グループでは、本研究の成果は、ボトムアップ型のナノシートの機能性を初めて示したばかりでなく、今後のボトムアップ型ナノシートの研究活性化とイノベーションにつながるものと期待しています。

http://www.s.u-tokyo.ac.jp/ja/press/5434/


世界最高出力(90mW超)の深紫外LEDの開発に成功
〜ナノ光構造により、光取出し効率を劇的に向上〜

<概要>
 国立研究開発法人 情報通信研究機構(NICT)は、株式会社トクヤマと共同で、最も殺菌性の高い波長265nmの深紫外波長帯において世界最高出力となる90mW超の深紫外LEDの開発に成功したと発表しました。
<今後の展開>
 研究グループでは、本成果が薬剤を用いないクリーンな殺菌システムから、医療、工業、環境、ICTに至るまで幅広い分野の産業、生活・社会インフラに画期的な技術革新をもたらすことを期待しています。

http://www.nict.go.jp/press/2015/04/01-2.html


光通信デバイスに“透磁率”の概念を導入
〜メタマテリアルを実装した光変調器開発に成功〜

<概要>
 
東京工業大学量子ナノエレクトロニクス研究センターの雨宮智宏 助教と荒井滋久 教授、理化学研究所の田中拓男 准主任研究員、岡山大学自然科学研究科の石川篤 助教らの研究グループが、インジウム・リン系光通信プラットフォームに“透磁率”の概念を導入することに世界で初めて成功したと発表しました。
<今後の展開>
 現在の光通信デバイスでは、"誘電率"の制御によって、所望の動作を得ていますが、そこに透磁率の概念を加えることで、既存技術を凌駕する小型でありかつ高性能のデバイスを実現することが可能となるとのことです。また、この技術は光変調器に限らず光通信プラットフォーム全般において広く利用できるため、将来、さまざまなデバイスへの応用が期待されるとのことです。
http://www.titech.ac.jp/news/2015/030226.html
http://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id276.html


分子技術を活用して「金」ナノ空間の制御に成功!
〜孔の大きさを自由に制御できる金ナノ多孔体を実現〜

<概要>
 物質・材料研究機構国際ナノアーキテクトニクス研究拠点山内悠輔 独立研究者らが、高分子を鋳型として均一で規則的なナノ空間を持つ金ナノ多孔体の開発に成功したと発表しました。
 <今後の期待>
 得られた金ナノ多孔体の細孔には、特徴的な高強度電場や表面増強ラマン散乱が観測されるなどの特徴を有しており、研究チームでは分子センシングや電極触媒など様々な応用を期待しています。
http://www.nims.go.jp/news/press/03/201503230.html


◆イベント・セミナー等の紹介
■■NEDO「オープンイノベーション協議会(第1回JOICセミナー)」の開催■■

オープンイノベーション協議会では、会員が日頃、外部との協業などオープンイノベーションに関して課題であると感じているテーマについて、講演会や勉強会を開催していく予定です。今回、その第1回のJOICセミナーを下記により開催致します。

開催概要
 日 時:平成27年4月22日(水)(受付開始 13時30分)
      14時00分〜 JOICセミナー (基調講演、パネルディスカッション)
      17時00分〜18時30分 コーヒーネットワーキングセッション
 場所:品川インターシティーホール アクセスマップ
 参加費:無料(要事前登録)

内容及び講演者
 基調講演:「オープンイノベーションを強力に進めるためには」
         株式会社ナインシグマ・ジャパン 代表取締役社長 諏訪 暁彦
 パネルディスカッション: 「求める技術を探索するための有効な方法とは」
         株式会社KDDI研究所 取締役戦略部門長 野本 真一
 モデレーター :株式会社ナインシグマ・ジャパン 代表取締役社長 諏訪 暁彦
 パネリスト(機関名 50音順)
         大阪ガス株式会社 オープンイノベーション室 室長 松本 毅
         大阪大学 産学連携本部長 理事・副学長 馬場 章夫
         株式会社オキサイド 代表取締役社長 古川 保典
         オムロン株式会社 技術・知財本部 応用開発センター長 来海 雅俊
         株式会社KDDI研究所 取締役戦略部門長 野本 真一
 つくばイノベーションアリーナ(TIA-nano)について
         産業技術総合研究所 副理事長 金山 敏彦

申し込み方法:申込み受付締切: 平成27年4月16日(木)17時00分まで
 http://www.nedo.go.jp/events/CA_100041.html
 ※申込期限に間に合わないとは思いましたが、第2回以降への参加のご参考にと掲載しました。


■■大学発新産業創出プログラム(START) 平成27年度募集のご案内■■

科学技術振興機構(JST)では、平成27年度のプロジェクト支援型および事業プロモーター支援型の募集を開始しています。
STARTは、大学等の研究成果の社会還元を前提として、産学官に金融機関を加えた、産学官金が連携して持続的な仕組みとしての大学等発日本型イノベーションモデルの構築を目指しています。


プロジェクトの公募
 募集期間:平成
27年4月15日(水)〜平成27年7月13日(月)
 http://www.jst.go.jp/start/boshu/index.html




 nanobiz Magazine
 

◆【連載!神田のカルチェラタン】

専門職大学と出生率


 今年の3月に「実践的な職業教育を行う新たな高等教育機関のあり方」に関する文部科学省の有識者会議の審議結果が公表されています。職業訓練を行う高等教育の創設で大学の多様化を進めるということですが、これって、どゆこと?
 これが実現すれば、出生率向上⇒人口減少対策につながると考えましたが、少し、話を飛躍させすぎですかね。(編集長 馬田芳直) 
 
   nano2biz Magazine51号 カルチェラタン  〜専門職大学と出生率〜 
 

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