第26号 2014/4/2(水)


メルマガnano2biz26号をお届けします。

通勤途上、外車ディーラーのツツジが枯れた植え込みに土筆を発見しました。
育てやすいツツジが枯れるような環境でも土筆は育つ、土筆偉いなどとちょっと感動しましたが、土筆は雑草ですよね。
春は桜だけではありません。
よく見れば、あちらこちらにたくさんの春があります。

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nanobiz News
 NEWSは経済産業省の支援で開始した関係で経済産業省関連機関の情報が多かったようですが、読者サービスを考え、情報収集の対象範囲を少し広げるようにさせていただきます。

◆技術開発動向
豊富・安価・低毒性な水分解光触媒物質を発見

 物質・材料研究機構 環境再生材料ユニットの阿部英樹 主幹研究員と梅澤直人 主任研究者らは、太陽光をエネルギー源として水から水素燃料を生成することができる新しい光触媒物質:4酸化3スズ(Sn3O4)を発見しました。
 この触媒は、豊富な資源で、値段が安く、環境毒性も低いため、大規模な水素燃料の製造や太陽エネルギー循環社会への貢献が期待されています。
http://www.jst.go.jp/pr/announce/20140324/index.html

多孔質の粒子を「一段階で簡便に」作製する新技術を開発

〜肺から投与する薬物キャリア(薬の運び屋)としての医療応用に期待〜
 東京農工大学大学院工学研究院応用化学部門の村上義彦准教授らのグループは、疎水性高分子を溶解した有機溶媒と水を混ぜるだけで、「多孔質粒子を一段階で簡便に作製する新しい粒子作製技術」を開発したと発表しました。
https://nanonet.go.jp/topics_ntj/?mode=article&article_no=2444
http://www.tuat.ac.jp/disclosure/pressrelease/2012_20130409122803/20140312164237
/upimg/201403121702301661030851.pdf


二硫化タングステン(WS2)は素晴らしい2次元オプトエレクトロニクス材料

 大変興味深いオプトエレクトロニクス用材料の性質を持つ新しい2次元材料の二硫化タングステン(WS2)に関する3件の論文が、3月9日公開のNature Nanotechnologyに掲載されています.米国マサチューセッツ工科大学(Massachusetts Institute of Technology,MIT)、オーストリアのウィーン工科大学(Technische Universitat Wien,TUW)、米国ワシントン大学(University of Washington)のそれぞれが発表しました。
https://nanonet.go.jp/topics_ntj/?mode=article&article_no=2443

高分子の吹き付けで手術後の傷口を塞ぐ

 米国化学会はメリーランド大学、米国食品医薬品局(FDA)などの研究者チームが、外科手術後の縫合の代りに生分解性のナノファイバーマットを接着する方法として市販のエアブラシを改良して高分子ナノファイバーを生体組織に直接スプレイできることを示した原著論文がACS Macro Lettersに掲載されたと報じています。
https://nanonet.go.jp/topics_ntj/?mode=article&article_no=2442
http://cen.acs.org/articles/92/web/2014/03/
Airbrushed-Polymers-Seal-Surgical-Incisions.html?utm_source=
feedburner&utm_medium=feed&utm_campaign=
Feed:+cen_latestnews+(Chemical+&+Engineering+News:+Latest+News)


ナノファイバーの革新的製造技術を開発

〜新たな高付加価値化技術 衣料用から産業資材用途までの応用に期待〜
 東レ株式会社は繊維の断面形態をナノメートルオーダーで任意に制御し、様々な原料樹脂を自在に複合させることができる革新的な合成繊維製造技術の開発に成功したことを発表しました。東レは今後、この技術を用い、様々な高付加価値繊維製品を創出していくとのことです。
https://nanonet.go.jp/topics_ntj/?mode=article&article_no=2438
http://www.toray.co.jp/news/fiber/nr140305.html

高効率青色熱活性化遅延蛍光有機EL素子の開発に成功

 九州大学最先端有機光エレクトロニクス研究センター/カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所の安達千波矢教授らが、次世代の高精細ディスプレイや大面積照明への展開として大きな期待が寄せられている熱活性化遅延蛍光材料を利用した高効率かつ小さなロールオフ特性を示す青色発光有機EL素子の開発に成功したと発表しました。。
https://nanonet.go.jp/topics_ntj/?mode=article&article_no=2436
http://www.kyushu-u.ac.jp/pressrelease/2014/2014_02_28.pdf

半導体中を秒速8万mで動きまわる電子を撮影

〜“見える化”により多様な半導体材料の評価に威力〜
 新たな半導体特性評価法として、10nm及び100fsスケールで半導体中のキャリア・電流を測定できる手法の開発が期待されていましたが、東京工業大学大学院理工学研究科の福本恵紀研究員、恩田健研究員、腰原伸也教授らが半導体中を秒速8万mで流れる電子を直接観察し、動画撮影することに成功したと発表しました。
https://nanonet.go.jp/topics_ntj/?mode=article&article_no=2435
http://www.hyoka.koho.titech.ac.jp/eprd/recently/research/research.php?id=495

空気界面を利用した液晶分子の光配向技術を開発

〜多様な液晶デバイスを作るための新提案〜
 名古屋大学大学院工学研究科の関隆広教授の研究グループが、液晶材料の空気界面に形成した厚さ約20nmの超薄スキン層を用いて液晶材料膜の分子配向を自由な方向に制御、そしてその方向変換を可能とする新たな光配向手法を開発したと発表しました。
https://nanonet.go.jp/topics_ntj/?mode=article&article_no=2434
http://www.nagoya-u.ac.jp/about-nu/public-relations/researchinfo/upload_images/20140224_eng.pdf

超低圧高耐久性逆浸透(RO)膜を開発

〜30%の省エネを実現する高透水性と高耐久性を実現〜
 東レ株式会社は、RO膜の浄水の収率(浄化する原水に対する浄水の割合)向上、印加圧力低減による電力削減、原子半径の小さいほう素除去、汚染対策などの課題対策となる高い透水性能と耐久性を併せ持つ「超低圧高耐久性逆浸透(RO)膜」を開発したとのことです。
https://nanonet.go.jp/topics_ntj/?mode=article&article_no=2433

http://www.toray.co.jp/news/water/nr140221.html

量子ナノ構造を利用した太陽電池の光キャリアの振る舞いを解明

〜高効率太陽電池の実現に前進〜
 京都大学の金光 義彦化学研究所教授、豊田工業大学の神谷格教授らは、異なる三種類の波長のレーザー光を用いた分光測定によって、通常の太陽電池では利用できない近赤外領域の光を効率よく電力に変換できるナノ構造中間バンド型太陽電池の実現に向けた突破口を見出したと発表しました。
https://nanonet.go.jp/topics_ntj/?mode=article&article_no=2432

http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/news_data/h/h1/news6/2013_1/140218_1.htm

◆イベント・ セミナー等の紹介
【課題・定期募集】KEKフォトンファクトリーの産業利用のトライアルユース課題の募集
 平成26年10月からの利用について課題の募集があります。
 採択されると、10月から最長1年間PFの放射光を利用できます。
 この事業は、フォトンファクトリー(PF;高エネルギー加速器研究機構放射光科学研究施設)の放射光を用いた材料評価・解析技術(XAFS、蛍光X線分析、イメージング、トポグラフィー等)を産業界の研究開発に活用していただくことを目的としています。
 
課題申請書の提出期限
 平成26年6月16日(月)午後5時までです。
課題申請書作成のために事前打合せ
申請書作成に当たって事前打合せが必要であれば、平成26年5月26日(月)までに共用促進リエゾンにご連絡ください。
 http://pfwww.kek.jp/innovationPF/07_INQUIRY/inquiry_index.html

 特にこれまで放射光利用に馴染みがなかった企業の方にも容易に利用していただけるよう、専任のスタッフが研究計画の策定、実験操作、データ解析・解釈等のお手伝いをします。これらの支援や研究施設の利用に関し、利用者の費用負担はありません。
 本事業や課題募集の詳細は下記URLをご覧ください。
詳細・お問い合わせ
 http://pfwww.kek.jp/innovationPF/index.html

 http://tia-nano.jp/events/2013/0325.html


ナノテクノロジープラットフォーム(文部科学省事業)〜群馬地区 説明会〜

 これは、地元の公設試と補完関係を作りながら、主に地元の企業の利用者の皆さんにナノテクノロジープラットフォームを紹介しようとするものです。
 今回は、群馬県産業技術センターと連携して開催します。
 また、当日(4月16日)の午後に開催される、群馬県産業技術センターの「科学技術週間協賛行事」である「産業技術センター研究成果発表会」とタイミングを合わせ、利用者の皆さんによりメリットの高いスケジュール設定になっています。

開催要領
 開催日時:平成26年4月16日(水)10:00~12:30
 会場:群馬県立産業技術センター 交流棟 2F 第一研修室
 申込方法:下記のURLよりお申し込み下さい。 (参加費:無料)
 https://nanonet.go.jp/topics_insti/?mode=article&article_no=2445


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◆【連載!神田のカルチェラタン】

Japan is back〜日本再興か、日本後退か〜

 
平成26年度がスタートします。
 消費税の増税、TPP、米国、EU、ロシア、中国等の海外景気動向、そして何にもまして重要な「成長戦略」。アベノミクスは正念
場を迎えます。

http://www.nbci.jp/nano2biz/read_pdf/uma/uma20140401-1.pdf

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