14 2013/10/2(水)

メルマガnano2biz14号をお届けします。

最近ではあまり見かけなくなりましたが、鮮紅色の曼珠沙華(別名:彼岸花)の季節となりました。曼珠沙華は種ではなく、鱗茎の植え付けで増やします。
 その鱗茎には毒性があり、ネズミ、モグラ、虫、ミミズを寄せ付けないことから、田畑の土手などに植えられたと
Wikipediaにあります。
 彼岸も過ぎて、郊外に出て曼珠沙華、コスモス、ススキなどを求めてのんびりと散策するにはもってこいの季節です。

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nanobiz News

◆技術開発動向

■ 世界で初めてカーボンナノチューブ(CNT)のみで集積回路を実現

名古屋大学大野雄高 准教授らとフィンランドのアールト大学エスコ・カウピネン教授らは、カーボンナノチューブ(CNT)のみでトランジスタや配線を構成した「全カーボン集積回路」を実現しました。英国の科学雑誌「Nature Communications」にも掲載。
 今回の研究では、電極・配線材料にCNT薄膜を用い、また絶縁膜材料にアクリル樹脂を用いることで、柔軟で透明な全カーボン集積回路を実現したほか、全カーボン集積回路が立体形状に熱成型可能となっています。また、1,000cm2/Vsを超える移動度が得られ、高性能でフレキシブルなデバイスへの応用が期待されます。
http://www.nagoya-u.ac.jp/about-nu/public-relations/researchinfo/upload_images/20130809_engg.pdf


■【ナノテク共用施設】「つくば共用研究施設・装置データベース」運用開始
http://oft.tsukuba-sogotokku.jp/
現在、産業技術総合研究所、物質・材料研究機構(NIMS)、筑波大学、高エネルギー加速器研究機構の4機関が当システムに参画しています。
 このサイトには、つくば市に拠点を持つ研究機関が運営している共用研究施設に関する情報をまとめた、データベース兼検索システムがあります。共用研究施設と潜在的利用者を結び付け研究開発を促進することを目的に、つくば国際戦略総合特区事業の一環として構築されています。


■ 平成24年度産業動向調査報告書を公開

マイクロマシンセンター(MMC)は平成24年度の「マイクロナノ革新デバイス産業動向調査」の結果、要約を公開しました。
 
MEMSは、半導体微細加工技術やレーザ加工技術を応用し、微小な3次元構造の電子/機械素子をSi基板上に組み込んだセンサ、アクチュエーター等のデバイスとして発展してきました。MEMSの応用は圧力センサ、加速度センサ等の既存部品を小型化した単機能MEMSから、MEMSと半導体電子回路の集積化や異種MEMSの複合化による多機能MEMS、さらには圧電材料、バイオ材料等の機能材料やカーボンナノチューブのようなナノ材料を活用したナノ融合MEMSへと進展しています。(MMCHPより引用)
 報告書は、
MEMSデバイスが組み込まれた応用製品、注目される最近のアプリケーション等を取り上げています。
http://www.nanomicro.biz/mems/2013/09/24-0a69.html


■アモルファス金属酸化物の構造に単純な秩序があることを提案

−絶縁膜、透明電極などの合理的設計への貢献に期待−
「産総研」ナノシステム研究部門 非平衡材料シミュレーショングループ 西尾 憲吾 主任研究員らは、幾何学に基づく考察と第一原理計算から、アモルファス金属酸化物には金属の種類や、金属と酸素の比率によらない構造普遍性があることを見いだした。
<ポイント>
・幾何学に基づく考察と第一原理計算によりアモルファス金属酸化物の構造を系統的に解析
・金属の種類や、金属と酸素の比率によらない共通の原子配列があることを予測
・アモルファス金属酸化物の構造モデリングが容易になり電子デバイス材料の設計を加速
※アモルファス金属酸化物はトランジスタやメモリーなどの絶縁膜や、太陽電池の透明電極などに用いられる重要な材料である。デバイスのサイズをナノメートルサイズに縮小すると材料の構造のばらつきを原子レベルで抑えないといけないため、材料の構造を原子レベルで理解しておく必要があります。
http://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2013/pr20130930/pr20130930.html


16 kVの高電圧に耐えるSiCパワー半導体トランジスタを開発

−低炭素社会に向けた電力の有効利用、省エネルギー化に道筋−
「産総研」先進パワーエレクトロニクス研究センター福田 憲司 総括研究主幹らは、炭化ケイ素(
SiC)半導体を用いて、16 kVという超高耐電圧特性を持つ独自構造の絶縁ゲートバイポーラ・トランジスタ(IGBT)を開発した。
<ポイント>
・シリコンでは不可能な
10 kV以上の耐電圧を示す炭化ケイ素新型トランジスタを開発
・電力ネットワークにおけるスイッチなどの半導体化、次世代スマートグリッド構築による低炭素社会実現、省エネルギー化に貢献
・内閣府最先端研究開発支援プログラム(
FIRST)「低炭素社会創成へ向けた炭化ケイ素(SiC)革新パワーエレクトロニクス研究開発」の成果
http://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2013/pr20130925/pr20130925.html


◆セミナー等の紹介

文部科学省ナノテクノロジープラットフォーム 平成25年度 成果報告会

「ナノテクノロジープラットフォーム」は産学官の研究者に最先端設備の利用機会と高度な技術支援を行うとともに、我が国のイノベーション創出に貢献することを目的としています。
 2年目を迎え、ユーザーとの交流の場として成果報告会を開催します。

 日時:2013年10月17日(木)13:00から19:00
 場所:東工大蔵前会館1階くらまえホール、ロイアルブルーホール
    http://www.somuka.titech.ac.jp/ttf/access/index.html
   (〒152−0033 目黒区大岡山2丁目12−1 東工大蔵前会館)
 内容:施設利用成果と実用面での展開
    参加機関の役割と機器の共用利用がもたらす様々な効果の紹介
 主催:文部科学省ナノテクノロジープラットフォーム参画25機関
 後援:ナノテクノロジービジネス推進協議会
 開催案内:https://nanonet.go.jp/seika/2013/DR/kaisai.pdf


ナノテク共用施設 NIMS微細構造解析プラットフォーム 第2回地域セミナー開催

日時:10月25日  13:30 ~17:00
 場所:物質・材料研究機構(NIMS) 千現地区 第1会議室
    つくば市千現1-2-1 
 主催:物質・材料研究機構 NIMS微細構造解析プラットフォーム
    連絡先:nmcp(at)nims.go.jp
 詳細:NIMS微細構造解析プラットフォーム2013年度第2回地域セミナーの開催
     研究者・開発者より透過電子顕微鏡における最新ソフトウェアの紹介
     意見交換会あり
 参加費:無料
     ※参加登録はこちら
https://ssl.form-mailer.jp/fms/9d208254262045/
     https://nanonet.go.jp/event/detail/?calendar_id=8975&date=20131025


第21回MEMS講習会開催の案内(10月28日)

MEMSセンサ、それらを使ったセンサネットワークは、今後の社会課題を解決するためになくてはならない「ソーシャルデバイス」として、近年急速にその注目度が上がっています。
 例:社会インフラのモニタリングやメンテナンス
  農業や畜産
  医療や健康領域
  製造業の製造設備や装置のセンサ、センサネットワーク、IT技術を用いた活性化
本講習会は、これら課題に関する議論を「産総研」の研究者と、本分野に取り組む企業の方々から最新動向や課題・その将来を紹介して頂く予定です。
 詳細プログラム等は以下参照ください。
 参加費:無料
     
http://www.nanomicro.biz/mems/2013/09/21mems-9de6.html

 nanobiz Magazine
 

◆【連載!神田のカルチェラタン】
 
 『科学技術指標に見る我が国の研究開発』

文部科学省の『科学技術指標 2013』を見ての所感です。改めて、我が国でもオープンイノベーションは必要と考えさせられます。しかしながら、実際に推進するとなると云うは易くで、難しさを実感しています。
http://www.nbci.jp/nano2biz/read_pdf/uma/uma20131002-1.pdf
  編集局から「バックナンバー」のご案内
 

このメルマガnano2bizにバックナンバーと書いてありますが、「クリックしても見られないじゃないか」と多くの方々からご連絡いただいておりました。

このたび漸く復旧させることができました。
ご関心のある方は、クリックして覗いてみてください。
そして、もし面白い使い方やお気づきの点などありましたら、ご一報ください。

  ★情報・意見の交換の場として、このメルマガをご活用ください

このnano2bizは皆様方と双方向、意見・情報を交換しながら内容の向上に努める前提でスタートしています。製品・技術紹介でも研究等のパートナー募集でも何でも結構です。

 

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