日頃は、協議会に対しご支援、ご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
ナノテクノロジービジネス推進協議会(NBCI)では、この度ナノカーボンWG設立に係るメンバーを募集することとなりました。
以下のとおりご案内いたしますので、ご検討いただけますようお願い申し上げます。
インフラ、輸送機器等の構造材の複合材料として期待されているナノカーボンに関しては、その実用化は十分に進展しているとは言えません。
そこでNBCIでは本年1月ナノカーボン会合を立上げ、「ナノカーボン実用化に向けた重点的な取り組み」を進めてきました。
その結果、NBCIとして恒久的な活動体である「ナノカーボンWG」を設立し、重点的に取り組んでいくことといたしました。
1.ご案内の主旨
ナノカーボンWGを本年12月に設立する計画です。関係各位には本活動の概要をご確認いただき、ナノカーボンWGにご参加いただけるかどうかをご検討いただければと思います。
2.ナノカーボンWGの実施内容(スコープ)
- 共通の実用的な評価法(物性、機能、安全性等)及び計測法に関する検討を行う。
・産業技術総合研究所等研究機関と連携し、活動体メンバーが活用しやすい状態を目指す。
(例えばデータベース作り等)
- ナノカーボンの実用化促進を狙いとしたビジネスの機会の場とする。
- 技術開発、製品開発、用途開発は基本的に実施しない(各企業等に任せる)。
ただしそれらに関する情報交換は除外するものではない。
(注)将来的には、認証の仕組みや認証機関に繋げたい。
3.ナノカーボンWG参加申込み
- WG参加資格
NBCI非会員の方も参加可能です。ナノカーボンの製造者及び使用者の方、関係者(計測評価等)の方も歓迎します。なおWG 参加に伴う費用の発生はありません。
- WG参加申込み【締切:11月13日(金)】
WG参加ご希望の方は、以下の情報をお知らせ下さい。
・氏名、所属、電話番号、メールアドレス
参加申込み先は以下の通りです。内容に関するお問合せも可能です。
加藤 豊 一般社団法人 ナノテクノロジービジネス推進協議会(NBCI)
〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台1-8-11 東京YWCA会館3階
TEL:03-3518-9818 FAX:03-5280-5710 e-mail:
kato@nbci.jp
【補足】
(1)ナノカーボンWGの取組み対象となる共通課題
- 単体(CNT、フラーレン、グラフェン)の性能把握と改善(特に実用レベル)
- 複合材の性能把握と改善(特に実用レベル):対比材料(例えばカーボンブラック)との性能比較
- 単体(CNT、フラーレン、グラフェン)の共通的評価法(特に実用面を意識した簡便な評価法)
- 複合材の共通的評価法(特に実用面を意識した簡便な評価法)
- 分散法、分散状態の評価
- ナノ材料複合材の評価センターの設立
- ナノカーボンの問合せ・FAQの仕組み
- CNT複合材の曝露評価
- 安全性評価法の確立
- 計測評価及び曝露評価・安全性等のリスク評価に係る国内外の情報・動向を整備、データベース化することで、産業界に広く開示する。
- 計測評価及び曝露評価・安全性等の評価法に係るルール整備が必要である。ルール整備を進めていく過程で規制の仕方が明確になるものと考える。
これらの内容を継続的に議論・検討が可能な、省庁間横断的な検討会の設定も重要である。
(2)説明会
上記内容を基にナノカーボンWG参加をご検討いただけるものと考えます。
一方ご検討いただく機会として、以下の説明会も開催いたします。ご活用いただければと思います。
- 日時 : 2015年11月13日(金)15〜16時
- 場所 : 東京YWCA会館217会議室
NBCI会議室(予定)
- 内容 : ナノカーボンWGの活動計画(概要)
ナノカーボンWGの活動体制(案)