|
作成 2015.9.1/改訂 2018.4.20 作業環境中のカーボンナノチューブを計測するにはどのような方法を利用すれば良いでしょうか以下の観点に分けて、回答いたします。
■回答1.指針(ガイドライン)国内では、国としての指針(あるいはガイドライン)として正式に策定されたものはありませんが、厚生労働省が2016年3月に「がん原性指針」の対象物質に追加した特定の多層カーボンナノチューブ(がんその他の重度の健康障害を労働者に生ずるおそれのあるものとして厚生労働省労働基準局長が定めるもの)の作業環境測定の方法としては、炭素分析法と高速液体クロマトグラフ分析法が挙げられています。
また、NEDOプロジェクトの成果として、カーボンナノチューブやグラフェン等のナノ炭素材料の計測方法として、以下の手引きが公開されています。 現時点では「ナノ材料」に特化した作業者暴露環境等に関する国内規制は存在しませんが、ナノ材料は粉塵障害防止規則(粉じん則)により規制されます。ナノ特有の危険有害性に関しては未知な部分も多く、下記も参考にして慎重に運用されることをお勧めします。 2.標準類(ISO,OECD,JIS等)
3.その他の情報カーボンナノチューブや二酸化チタンの定量方法としては、米国NIOSHが許容暴露濃度との比較のための計測法を下記の報告書にまとめています。
■出典等
|
|
Copyright © Nanotechnology Business Creation Initiative. All rights reserved.
|