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ナノカーボンFAQ

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ナノカーボンFAQ

作成 2017.2.8

ナノ材料とは

■回答

ナノ材料は、Nanomaterialの日本語訳で、そのままナノマテリアルと記載されている場合も多く、ナノマテリアルの定義としては、世界中の各関係機関等の報告書等から「少なくとも一次元が1〜100nmのものをナノ材料(Nanomaterial)」とするものが多いようです。1)

経済産業省の報告書においても、ナノマテリアルの定義は、国際機関(OECD、ISO)等において、工業的に製造された固体状の材料であり、「大きさを示す三次元のうち少なくとも一つの次元が約1nmから100nmの物質及び構造体(物質が凝集したものを含む)」であるとしています。2)

ナノマテリアルのナノとは10億分の1を表し、1nmは1mmの百万分の1、また1μmの更に1000分の1の長さです。
ナノマテリアルは、その寸法単位がごく小さくなることにより、ナノマテリアル特有の物性を示す事が知られており、従来の材料にはない優れた性質を有する新素材が得られる可能性が高いことから、国際的に積極的な研究開発が進められています。

(参考)1mm = 0.1cm
    1μm = 0.001mm = 0.0001cm
    1nm = 0.001μm = 0.000001mm = 0.0000001cm
    大腸菌の大きさ:通常長軸2.0〜4.0μm、短軸 0.4〜0.7μm
    A型インフルエンザウイルスの大きさ:直径80〜120nm


■出典等

1)厚生労働省資料:第1回ヒトに対する有害性が明らかでない化学物質に対する労働者ばく露の予防的対策に関する検討会、第1回ナノマテリアルの安全対策に関する検討会 資料4(ナノマテリアルについて)
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2008/03/s0303-6c.html
2)経済産業省資料;ナノマテリアル製造事業者等における安全対策のあり方研究会報告書
http://www.meti.go.jp/committee/materials2/downloadfiles/g90204c04j.pdf